ベビーバス卒業!大人と一緒に入るお風呂の入れ方
生後1ヶ月の検診が終わると、お医者さんからお風呂に入る許可が得られます。
ママもドキドキかもしれませんが、赤ちゃんと一緒にお風呂に入ってみましょう。
その際に用意するもの、洗い方の順番など、お風呂の入れ方で注意しなきゃいけない点を紹介していきます。
入念に準備しておけば、ママ一人でも慌てずに赤ちゃんと入浴できますね。
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生後1ヶ月のお風呂の入れ方~準備編!~
まずは準備のときのポイントを4つ書いていきます。
1)お風呂にいれる時間は?
新生児のころは「暖かい時間に」入れることが多かったと思います。
生後1カ月くらいからは、生活のリズムをつけるためにも同じ時間帯にいれてあげるようにしましょう。
昼間よりも、夕方から夜にかけてがオススメです。
お風呂って、意外と疲れるんですよね。
昼にお風呂にすると、そのあと赤ちゃんがグッスリ寝ちゃって、夜には元気だったりします。
夕方~夜に入れるようにすると、夜に落ち着いて過ごせる時間が増えますよ。
そして、できれば一番風呂にいれてあげましょう(清潔さを重視して)。
2)湯船、お湯の温度は?
沐浴のときと同じく夏は38℃、冬は40℃がベストです。
冬は浴室自体も寒くなりますので、あらかじめシャワーを出しておいたり、湯船のふたを取っておくなどして浴室の温度をあげておきましょう。
3)脱衣所に座布団とバスタオル、湯船にガーゼ
赤ちゃんが洋服を脱ぎ着できるスペースを確保しましょう。
クッション性のある座布団などの上に、バスタオルを敷いて赤ちゃんを寝かせ、洋服を脱がせます。
バスタオルはお風呂上りに体を拭く用も兼ねているのでそのままにしておいてください。
お風呂に入る際はガーゼも忘れずに!
沐浴のときにも使っていたとは思いますが、赤ちゃんの体を洗ったり拭いたりするのに、ガーゼは必須です。
4)お風呂上りに着る洋服とオムツ
お風呂から出て、すぐ着れるように、あらかじめパジャマとオムツを用意しておいてください。
準備ができたら入浴…と言いたいところですが、沐浴と手順が変わるところがあります。
生後1ヶ月のお風呂の入れ方~いざ入浴編!~
まずは赤ちゃんの動きだけ見ていきましょう。
先に湯船に入れるか、体を洗うか、どうしましょうか?
実は、湯船→体を洗う→湯船の順がベターなんです。
どうしてでしょう?
ベビーバスであればお湯に浸かったまま体を洗えていましたよね。
ベビーバスでなくなった今、体を洗うときはどうでしょうか。
お湯に浸かっていませんよね。
体が冷えてしまいます。
ということで、まずは湯船に浸けましょう。
そして軽く温まったら体を洗って、もう一度湯船で温まって終わりです。
では、以下で湯船に浸かるときと体を洗うときの注意点を細かく見ていきましょう。
1)湯船に浸かる(2,3分)
まずは掛け湯をしてから湯船につかります。
その際赤ちゃんは縦抱きにし、首をささえてください。
湯船に入る際は、水圧がかかりますので縦抱きのままゆっくりと入ります。
出るときも体にかかる圧力が変わりますので、ゆっくりですよ。
たまに大人でも立ちくらみしますよね。
赤ちゃんはもっと繊細です。
もちろん赤ちゃんを抱えているあなた自身が立ちくらみしても危ないですから、その予防でもあります。
2)赤ちゃんの体を洗う(4,5分)
赤ちゃんの体を洗うときは、ママはひざを立てる体勢(体育座り風。椅子に座る場合もちょっとかかとを上げて、ひざを立てるようにするといいです)で、その上に赤ちゃんを置くと安定しますよ。
洗う順番は
- 体(上半身、下半身)
- 頭
- お顔
をおススメします。
上半身、下半身を分ける理由は、一気に体を洗ってしまうと、泡でつるつるしてしまい、赤ちゃんが危ないからです。
上半身を洗ったら、一度流して次に下半身という流れにすると、比較的安全ですよ。
そして、
- 首
- くびれ部分
- お股
- おしり
は、とくに汚れやすい部分ですのできちんと洗ってあげてください。
頭は、洗い終わったらガーゼを絞って早めに水分を取りましょう。
水分が多いと冷えてしまいますからね。
そして顔をきれいに拭ってあげます。
このとき忘れがちなのは耳の中ですね。
体を顔を洗ったら、最後にもう一度首がきれいになっているか確認して湯船に入ります。
首は一番洗いにくい部分ですので最終チェックが必要です!
しわを広げてみたら、垢がたまってただれていることもあります。
普段からやさしく洗ってあげましょう。
3)最後湯船に浸かる(2,3分)
湯船につかって、再び体を温めましょう。
上がるときにもう一度きれいなお湯を浴びると完璧ですね!
※)特殊パターン
「浴槽に泡が入ってもいい」ということでしたら、浴槽内で赤ちゃんの体を洗うことができます。
この場合は今までの沐浴と変わりませんね。
ここまでが、赤ちゃんだけの動きでした。
一緒に入るなら、あなたも体を洗いますよね。
そのときどうなるでしょうか?
☆)ママが体を洗うタイミング
ママが体を洗えるタイミングは、3つあります。
- 赤ちゃんが浴室に入る前
- 赤ちゃんの体を洗う前後
- 赤ちゃんの体を洗って湯船に浸かったあと
です。
ここも細かく見ていきましょう。
1)赤ちゃんが浴室に入る前
赤ちゃんは服を着たまま脱衣所で待たせておくか、部屋で待機です。
脱衣所で待たせておくときは、ママが体を洗い終わったら服を脱がせて、あとは湯船→体洗い→湯船でOKです。
部屋で待たせておけるのは、パートナー等の協力があるときです。
事前に「○○分にお風呂に連れてきて」とお願いしてきましょう。
2)赤ちゃんの体を洗う前後
まずは赤ちゃんと2人で湯船に浸かって、そのあとどちらかの体を洗うパターンです。
どちらの体を先に洗うにしても、赤ちゃんが湯船から出ている時間が長くなります。
ママが体を洗っている途中で洗面器からお湯をかけてあげて、赤ちゃんの体が冷えてしまわないようにしましょう。
3)赤ちゃんの体を洗って湯船に浸かったあと
このパターンで行くと、赤ちゃんは最後に湯船に浸かってから、ママが体を洗い終わるのを待って、そのまま上がることになります。
2と同じようにたびたびお湯をかけてあげたり、ママが体を洗い終わったらもう一度一緒に湯船に浸かるのもアリでしょう。
さてここまでがお風呂内でのお話でした。
お風呂から出てからも、赤ちゃんだけの沐浴とパターンが変わります。
お風呂から出たらスピーディーに!
最初寝かせておいたバスタオルの上に赤ちゃんを置いて水分を取ってあげます。
拭き方は新生児のころと同じようにおさえ拭きしましょう。
拭き終わったら、タオルでくるんでおきます。
その間にママは体を拭いて、最低限の洋服を着ます。
ママの支度が終わったら赤ちゃんをお部屋へ連れて行き、パジャマを着せてあげます。
冬場なら、お部屋は前もって温めておいたほうがいいですね。
以上が赤ちゃんと一緒に入るときの手順でした。
ところで、赤ちゃんと一緒のお風呂を、より安全で楽なものにしてくれるアイテムもありますからそれを紹介します。
使わないと
- ママが体を洗う間ずっと膝の上に乗せておく
- 一度浴室から出して置いておく
- 浴室の床に転がしておく
ということをしなくてはいけなくなりますから、一緒に入るならどれか使うことをオススメします。
便利なバスグッズを使う手もある
3つ紹介しますね。
1)おふろマット
お風呂の洗い場全体に置くマットです。
やわらかい素材ですので、万が一赤ちゃんが手から滑ってしまったときの対策にもなります。
2)バスチェア
リクライニングができるタイプだと、椅子に座らせたまま体を洗うことができます。
「抱っこしながら体を洗うのは不安」
という方におススメです。
3)バスマット
赤ちゃんが入るくぼみがついたバスマットです。
これも寝かせたまま洗うことができます。
まとめ
ベビーバスを卒業したあとのお風呂は、赤ちゃんの動きだけ見ると、
湯船→体洗い→湯船の順番がベターです。
その前後か間のどこかで、ママが体を洗います。
筆者は
- 赤ちゃんを脱衣所に置いて、とりあえず自分を洗う(お風呂のドア開けたまま)
- 赤ちゃんの洋服を脱がせてお風呂にいれる
- 終わったら赤ちゃんを拭いてタオルにくるむ
- ぱぱっと自分が着替えて(最低限)
- 赤ちゃんをお部屋に移し洋服を着させる
- 自分の身なりを整えてお風呂終了
というスタイルでやっていました。
人によってやりやすいスタイルがあると思うので、ここで紹介した基本的なことをおさえつつ、自分にあったお風呂の入れ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
ところで、今後の子育てにいくらかかるかご存知ですか?
「お金がかかるのは、まだ先のこと」と余裕に思っていると、お金が必要なそのときになって苦労するパターンになりがちです。
心の準備をしておくために、実際にいくらかかるのか知っておきましょう。
それでは、あなたと赤ちゃんがスムーズにベビーバスを卒業し、一緒に安全にお風呂に入られますことを祈ります。
ありがとうございました!