赤ちゃんは四つん這いから、どれくらいではいはいをするようになるの?
「赤ちゃんの成長はその子それぞれ」と、わかっていても早かったり遅かったりすると不安になりますよね。
特にはいはいは始める時期やその仕方・スタイルに個人差があるので心配になるお母さんが多いようです。
そこで今回は、はいはいについてまとめてみました。
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赤ちゃんのはいはいが始まる時期は?
はいはいが始まる時期
一般的には7~8か月ごろからお腹を床につけながら進む「ずりばい」が始まります。
8か月を過ぎるとお腹が床から離れ、四つん這いして体を前後にゆするようになります。
それから2週間としないうちに、四つん這いの体勢から両手両足を交互に動かして進むオーソドックスな「はいはい」をします。
9か月になると不安定だったはいはいもしっかりしてきて、いろいろなところに移動していきます。
時期の個人差
上記に当てはまらなくてもそんなに焦る必要はありません。
はいはいの個人差はとても大きいものです。
早い子で5か月の終わりごろから、遅い子ですと10か月くらいになってようやくはいはいし始めるなんてことも。
中には、はいはいをすることなくつかまり立ちをしたという子もいます。
形の個人差
また、はいはいの形も個人差があります。
ずりはい、ひじばい、腹ばいのままつかまり立ちをした赤ちゃんもいますし、熊歩き・高ばいと呼ばれるお尻を高く上げひざをつけないはいはいをする赤ちゃんもいます。
形が左右アンバランスだと心配するお母さんもいらっしゃいますが、もともと赤ちゃんの成長は左右一緒に進むものではありませんので様子を見てあげてください。
成長とともにバランスがとれるようになることがほとんどですが、あまり心配な様でしたら医師や保健師さんに相談してみてくださいね。
はいはいが始まる予兆
- 腰がしっかりしてきた
- うつぶせから四つん這いになったり、腰を上げたりしだした
- お腹を床につけた状態で進む「ずりはい」をしだした
- ひじを使って床を進む「ひじばい」をしだした
以上が見られたらもうすぐはいはいをし始めるサインかもしれません。
おうちの中を見回して、赤ちゃんにとって危ないもの手の届くところにないか再確認してくださいね。
ところで時期や予兆は目安はあくまでも目安で…
はいはいをしない子もいます
じつは赤ちゃんの発達の中ではいはいはオプションのようなものです。
赤ちゃんの運動面での発達をはかる指標は
- 寝返り
- お座り
- つかまり立ち
- つたい歩き
- 歩行
が良く使われます。
赤ちゃんの性格や体格にも左右されるはいはいは、指標にするには個人差が大きいのです。
中にはまったくはいはいをせず、座った姿勢から器用にお尻を動かして移動をする赤ちゃんがいます。
「シャフリングベビー」と呼ばれる赤ちゃんで、足の筋肉が弱いことが原因でこのような動きをするといわれています。
- うつぶせが嫌い
- 脇をもって立たせようとしても足を動かさない
- はいはいをせず座った状態で移動する
以上に当てはまるときは「シャフリングベビー」かもしれません。
シャフリングベビーは発達のひとつの形です。
「足の筋肉が弱い」
と書きましたが多くの場合病的なものではなく、 歩き始めもシャフリングベビーでない赤ちゃんより少し遅れるくらいでその後の成長には問題はないそうです。
この場合は医師に診てもらうのがいいでしょう。
「いつから」というお話しはここまでになります。はいはいの練習をしてみる方はつぎのページへ、そうでない方には赤ちゃんの成長がわかる記事を紹介します。
→赤ちゃんの成長。月齢別平均身長・体重と行動・特徴【生後~1歳まで】
それでは、「練習をしてみよう」という方は“続きを読む”をタップして、はいはいする前提や練習法を確認してみましょう。
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