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もしかして想像妊娠?想像妊娠の5つの特徴と原因。どうやって治す?

健康
 

「もう生理がきてもおかしくない時期なのに、くる気配が全くない。それに何だか気持ちが悪いし、胸やお腹が張っている。…これって妊娠?」

「でも、妊娠検査薬を使っても陽性反応が出ない!」

これは、想像妊娠(妄想妊娠と呼ぶ人も)の可能性があります。
想像妊娠の特徴や原因を知って、早く治しましょう。

想像妊娠の特徴と原因って?

では、まずは想像妊娠の特徴と原因を挙げていきましょう。

  1. 生理がなくなる、または遅れる
  2. 乳房が張る、乳頭などが黒くなってくる
  3. 食欲の減退やつわりのような症状が出る
  4. 腹部が張る、胎動を感じる気がする
  5. 妊娠検査薬を使っても陰性

これに当てはまる数が多いほど、想像妊娠である確率は高いと言えます。

1~4について

1~4はホルモンによるものといわれています。

さまざまな原因で、エストロゲンの分泌が妊娠したときと同様に増加した場合は、実際に妊娠しているのに近い症状がでることは十分に考えられます。
また、皮下脂肪の増加(これもホルモンによるもの)で便秘になり、それで起きる腸の動きを胎動であると誤認するそうです。

5について

妊娠するとhCGというホルモンが分泌されます。
想像妊娠の場合、これが分泌されません。

検査薬はhCGに反応して陽性か陰性かを判定します。
ですので、生理予定日を過ぎて検査しても陰性の場合は、想像妊娠の可能性があります。

5の“陰性反応”以外は、妊娠の初期症状と同じなので、これでは妊娠したと勘違いをしてしまいますね。
これらの症状は、医師から“想像妊娠”と診断されることで妊娠兆候はなくなっていくということです。

では、なぜ想像妊娠が起きてしまうのでしょうか?

想像妊娠のメカニズム

想像妊娠の特徴が表れる原因は、エストロゲンが妊娠中と同じように分泌されるからと先ほど説明しましたが、実は明確なメカニズムはわかっていないのです。

ただ、想像妊娠しやすい人には共通点があるようです。

想像妊娠しやすい人

想像妊娠を起こしやすいのは、“妊娠を強く望んでいる女性”、または“妊娠を強く拒否している女性”ということがわかっています。

現在では少なくなったようですが、
「跡取りを生まなくては!」
というプレッシャーに耐えられなかった女性が想像妊娠を起こしやすかったそうです。

妊娠しなくてはいけないというストレスが、ホルモンの分泌すら変えてしまうのはすごいことですよね。

逆に、
「絶対妊娠したくない!」
というストレスも同様の事態を引き起こしてしまうようです。

女性の身体はとても繊細で、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などちょっとしたことでもホルモンバランスは乱れてしまいます。荘田レディースクリニック

では、どうしたら想像妊娠を防げるのでしょうか?

想像妊娠を避ける・治すためには

想像妊娠の引き金が、強いストレスだということがわかりました。
ということは、ストレスを溜めないようにすれば想像妊娠の可能性は低くなると言えます。

それでも、強いストレスはなかなか消えるものではありませんよね。
そこで、目に見える形にして「妊娠していない」という事実を見つけることがおすすめです。

それはどんなものかと言いますと……

基礎体温をつけてみる

体温計

あなたは基礎体温を記録していますか?

ちょっと面倒ですが、これは自分の体の変化を知るためにとても有効な方法です。

通常、排卵後は体温が高めになる「高温期」に入ります。妊娠していると、この高温期が継続することになります。
が、妊娠していない場合は約2週間で高温期を終え、体温は低下していきます。

想像妊娠の場合、約2週間で基礎体温が低下していきます。
これを見れば「妊娠していない」ということが客観的にわかります。

医師に相談する

それでも想像妊娠が起きてしまう場合は、産婦人科や心療内科での相談をおすすめします。
ホルモンバランスを整える治療を受けたり、薬を処方してもらったりすることで、改善していくことが期待できます。

また、根本的なストレスが強い場合は、想像妊娠だけでなく別の不調があらわれてくることもありえます。
そうならないために、ご自身の手に負えないときは心療内科で診察を受け、ストレスを緩和する治療を受けることをおすすめします。

まとめ

想像妊娠はストレスによるホルモンバランスの乱れによって起きると考えられますが、繊細な女性はホルモンバランスを崩しやすいものです。

ホルモンバランスが乱れると、肌の調子が悪くなったり、便秘がちになったり、逆に下痢なったり、いろんな変化が起きます。

それがちょうど妊娠初期に起きるような変化だと、「妊娠したかも」と思ってしまいやすくなります。

実際に妊娠するとどういう症状が出るかは“76の妊娠初期症状をチェックして、健康管理の目安にしましょう”の記事にまとめてありますが、思い込みが強い人は読まないほうがいいです。

「妊娠するとこうなる」と自分に暗示をかけてしまい、実際にその症状が現れることがあります。

 

話を戻しまして、ホルモンバランスが乱れると体調が悪くなりますので、想像妊娠を防ぐためだけでなく、日頃からストレスを溜めない、体調管理を怠らないことでホルモン分泌を正常に保ちたいものですね。

それでは、あなたが想像妊娠かどうかをはっきりさせ、「妊娠したい」「妊娠したくない」どちらにしても望みの未来を手にされることを祈りつつ、この記事を終わります。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

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ぽこ

ぽこ

・熊本大学医学部保健学科看護学専攻卒
・正看護師

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