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【妊娠18週目】赤ちゃんとお母さんのお腹の様子・ 気をつけたいこと

子ども
 

 妊娠18週目になりましたね。そろそろ、小さな胎動を感じて嬉しい気持ちになっている妊婦さんも増えてきたのではないでしょうか?

 嬉しい半面、「最近腰が痛いな……」と悩む妊婦さんもいると思います。ご安心を。その悩みは解決できるものです。

 さて、妊娠今回は、「妊娠18週目・安定期に入った赤ちゃんとお母さんのお腹の様子、気をつけること」についてお話ししていこうと思います。

赤ちゃんの様子

  • 児頭大横径(BPD):36~44mm
  • 腹部周囲長(AC):36~44mm
  • 大腿骨長(FL):24~24mm
  • 顔に脂肪がつき、ふっくらとしてきます
  • 外性器がつくられ始めます
  • 女の子の場合、卵子の元が作られます
  • 自分の意思で体を動かすようになります
  • 体は3~4頭身になってきます
  • 指紋ができ始めます

(→児頭大横径(BPD)の説明はこちら

 

 妊娠18週目の赤ちゃんは、身長が130~180mm、体重が150~200g程度になります。顔が少しふっくらしてきました。表情をつくることもできはじめますので、可愛らしい笑い顔を見ることができるかもしれませんね。

 

 このころになると、外性器がつくられます。運が良ければエコーで性別がわかるかもしれません。でも、知りたいと思うと、赤ちゃんは「まだ教えないよ」と言っているかのように、太ももで隠したり、判別しづらい姿勢をとったりしますよね。運が良ければ、と思う程度で期待しないほうがいいですね。

 性別が決まっているので、男の子の場合は精巣がつくられています。この精巣ができあがった外性器にうつるのはまだ先になります。女の子の場合は「原始卵胞」というものが卵子の元をつくりはじめます。もう、次の世代に命を引きつぐ準備をはじめているのには感慨深いものがありますね。

 

 そして、このころから指紋ができはじめます。指紋は一人ひとり違うものです。こんなに早くから複雑な指紋ができているということにも驚かされますね。

 

お母さんの様子

お腹の様子

  • 子宮の大きさは大人の頭くらいの大きさになります
  • 子宮底長は16㎝~21㎝程度です

 17週目では大きめのメロンくらいの大きさの子宮が、もう大人の頭くらいのおおきさになりました。どんどん大きくなってきましたね。

 妊娠中期になって、「腹囲」を測りはじめる病院があります。もっと早い段階から測りはじめるところももちろんあります。

 

 腹囲は、仰向けに寝て、お腹の一番膨らんでいるところをメジャーで測ります。

 測る目的としては、赤ちゃんが育っているか、羊水の量が過剰になっていないか、お母さんが太りすぎていないかを確認するためです。でも、これは子宮底長と同様にあくまで目安です。計測時に誤差もありますので、神経質に気にする必要はありません。

 ちなみに、計測時はお腹を出すことになるので、ワンピースなどよりも上下分かれている服を着ているほうが楽に計測できますよ。

その他の変化

疲れやすくなります

 妊娠18週目あたりから、ちょっとしたことでも疲れを感じやすくなる妊婦さんが増えてきます。妊娠17週目でお話ししましたが、心臓の働きが通常時の約1.5倍になるので、動悸や息切れ、そして疲れを感じることが多くなるのです。

 また、疲れやすくなる原因として挙げられるのが、糖分の不足です。お母さんが食べた物の栄養は、赤ちゃんの成長のために胎盤を通じて送られていきます。もちろん、糖分もです。糖分が不足すると疲れやすくなります。

 

 では、不足を補うためにはどのような食べ物がいいのでしょう?

 こんなときにおすすめなのが、果物です。

果物

 バナナやみかん、キウイなどがおすすめですが、食べすぎは体重増加に繋がりますので注意しましょう。

 疲れたらまずは一休み。無理をして動くと、転倒などの危険があります。ゆっくりと、楽な姿勢で休憩しましょう。

 

 そして妊娠中は赤ちゃんにも栄養がいくぶん、ママはバランスよく、多くの栄養をとることが望まれます。

 とくに妊娠中期以降は摂取推奨量が増えます。

 つぎの記事に

「この栄養素はこれくらいとることが推奨されていて、どんな食品に多く含まれているか」

をまとめています。

 赤ちゃんの成長のために、そしてなによりあなた自身の健康のために、紹介します。

 

この時期に気をつけることは、腰痛

 この時期から、腰痛に悩まされる妊婦さんが増えてきます。原因として挙げられるのが、下記になります。

  • 「リラキシン」というホルモンの影響
  • 大きくなるお腹のために、姿勢が悪くなるため
  • 体重の増加

 リラキシンは、妊娠3ヶ月から出産後2、3日まで分泌されるホルモンです。非妊娠時であれば、月経前にも分泌されます。

 このホルモンは、出産のために骨盤の「恥骨結合」を緩める働きをします。ここが緩まらないと、赤ちゃんが産道を通って生まれてこられないのです。

 リラキシンには、骨盤だけでなく、その他の関節や靭帯を緩める働きもあります。骨盤まわりの関節が緩むことで、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛を引き起こしてしまいます。

 また、靭帯も緩めることから、体を支える力が減少してしまいます。もともと筋肉量が少ない妊婦さんであれば、腰痛にかかりやすいということなのです。

 

 ホルモンの分泌だけでなく、赤ちゃんの成長に伴って大きくなるお腹や体重増加も腰痛の原因になります。だんだんと大きくなるお腹を支えるため、体の重心が前に傾きます。

 すると、体は後ろにバランスを保とうとし、結果、背骨や腰骨に負担がかかります。このために腰痛になるのです。これは妊娠中期~後期の妊婦さんによく見られるものです。

 

 体重の増加も原因に挙げられます。緩んだ関節や靭帯では、重い体は負担になってしまいますよね。特に急激に体重増加をしてしまった妊婦さんに見られます。

 

 この腰痛は予防・軽減できるものです。下記に、対策を挙げていきますね。

 

腰痛対策・腰痛予防策

骨盤ベルトを巻く

妊娠帯

 骨盤ベルトで固定するのは有効です。ベルトといってもウエストに巻くものではありません。産院で推奨している骨盤ベルトもあるので、それを骨盤に巻いて腰痛を防ぎましょう。

 骨盤ベルトだけでなく、戌の日にもらう腹帯でも同じ効果が得られます。

重いものを持たない

 重いものを持つことは、できるだけ避けましょう。腰への負担が大きいのです。疲れやすい時期でもあるので、パートナーなどに持ってもらうようにしましょう。

 重いものを買わないといけないというときは、ネットスーパーがおすすめです。

高いヒールの靴は履かない

 高いヒールの靴は、体のバランスをとりづらくし、腰痛を引き起こします。また、腰痛の原因だけでなく転倒の原因にもなります。

 歩きやすい低いヒールかフラットなヒールの靴を履きましょう。

入浴時はシャワーだけでなく、湯船に入る

 体を冷やすと、腰痛は悪化します。入浴時はシャワーだけでなく湯船に浸かり、腰回りを温めましょう。

 夏場でも、せめて半身浴するなどしてで温まりましょう。

マッサージをする

 マッサージは、ひとりでするよりもパートナーにお願いしましょう。背中や腰回りをさするようにマッサージをしましょう。

マタニティヨガなどで体をほぐす

妊婦

 この時期におすすめなのが、マタニティヨガです。体の強張りをほぐす効果があります。また、ヨガにはリラックス効果もあるので、ストレスを感じやすい妊婦さんにはうってつけなのです。

 ただ、自己流で行うと、間違ったポーズでさらに腰痛が悪化する危険もあります。できれば、きちんとマタニティヨガの教室で行ったほうが安全ですね。

まとめ

 いかがでしたでしょうか? 今回は「妊娠18週目・安定期に入った赤ちゃんとお母さんのお腹の様子、気をつけること」についてお話ししてきました。

 赤ちゃんの性別はもう決まっており、女の子なら卵子の元がこのころから作られているということがわかりました。

 また、この時期の妊婦さんは疲れやすくなり、腰痛で悩むこともあるということがわかりましたね。疲れたときは、お母さん自身と赤ちゃんのために、ゆっくりと休憩しましょう。そして腰痛に悩んでいる妊婦さんは、ぜひ予防・軽減策を実行してみて下さい。

 安定期といっても、妊婦さんには様々な悩みがつきものです。でも、上記でお話ししたように予防・軽減策はあります。悩んでストレスを溜めるのはNGです、まずは対策を実行してみましょう。

 

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つるまる

つるまる

主婦・2児の母です。
塾事務員を経て結婚、その後退職。現在、家族4人で生活中。
趣味は音楽鑑賞とゲームです。

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